東レ、小型電子機器向け感光性機能材料を開発

自動車 ビジネス 企業動向

東レは、携帯電話を始めとする小型電子機器などに搭載される電子部品向けに、感光性樹脂に無機粒子を分散させ、厚膜で微細なパターン形成が可能な感光性機能材料を開発したと発表した。

高温処理により無機物のみを残す「焼成タイプ」と、加熱硬化により無機物と樹脂の複合体として機能する「硬化タイプ」があり、感光性機能材料「レイブリッド」として電子部品メーカーを中心に2009年から本格的に販売を開始する。
 
今回開発したのは、同社独自の樹脂設計技術と分散技術により、感光性樹脂に様々な機能を持つ無機粒子を分散させた塗布材料。感光性を付与することでアルカリ現像によるフォトリソ加工が可能となり、従来のスクリーン印刷法では困難だった、厚膜形成と微細加工の両立に成功した。
 
この材料の適用により、これまで達成できなかった電子部品の超小型化の実現と、それによるトータルコストダウンへの貢献が期待されるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る