トヨタの格付を「AA」に格下げ…フィッチ

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トヨタの格付を「AA」に格下げ…フィッチ
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フィッチ・レーティングスは26日、トヨタ自動車の外貨建て・円建て長期発行体デフォルト格付と無担保優先債務格付を「AAA」から「AA」に引き下げると発表した。格付アウトルックは「弱含み」。

今回の格下げは、大幅かつ急激な円高、世界市場の同時的な悪化および原材料価格の高騰など、複数のネガティブな要因が重なり、自動車業界で最高の利益とキャッシュ・フローさえ脆弱にしていることがまず挙げられる。

トヨタは前例のない課題に対し、地理的な投資の分散、製品構成、事業拡大のスピードなどの点で、再構築を必要としており、それらは同社にとってチャレンジングなもので比較的長い時間を要する、と見ている。

そのうえで、今回のネガティブな変化は業界にとって非常に大きくかつ根本的なものであり、最強企業であるトヨタにおいても「AAA」の格付がもはや適当なものではなくなっているとした。

フィッチがさらなるネガティブな格付をとる要因として、低調な市場環境が予想以上に長く(3年以上)続くこと、次世代のクルマ開発および新興国向けのクルマの開発において同業他社に劣後すること、2年以上フリー・キャッシュ・フローの赤字が続くこと、などを挙げている。

《山田清志》

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