11月30日にロッパF3000チャンピオンに輝いたニコラ・プロストは、もとF1レーサーのアラン・プロストの息子。27歳という遅咲きではあるが、タイトルのご褒美としてF1からのテスト招待を待ち望んでいると語る。
「どうしても獲りたいタイトルだったから、本当に嬉しいよ。僕がニコラ・プロストだったからではなく、100%の力を出し切った結果に手にすることができたことに満足している。できれば表彰台の上でタイトルを祝いたかったが(最終戦は7位)、まあいいさ。このタイトルが今後につながることを願っているよ。ぜひフェラーリでテストしたいね」と語るニコラ。
偉大な父であるアランも息子の活躍は相当喜んでいるようだ。
「ニコラの結果には大満足だよ。シーズン終盤で彼は大きく成長した。レースをしているときは非常にクレバーなドライバーだよ。レースを始めたのが遅かったが、その才能は証明できたと思う。彼の夢はフェラーリF1のテストに参加すること。どうなるのかが楽しみだ。もちろん27歳でシートを獲得するのは簡単じゃないだろうが。天候が悪くて最終戦を現地で見ることができなかったが、その方がプレッシャーを与えなくて良かったのかも」と、父プロストはコメントしている。