フォルクスワーゲンは3日、ボローニャモーターショーでマイナーチェンジした『ゴルフプラス』を発表した。フロントマスクのフェイスリフトを行い、新型『ゴルフ』のイメージに近い表情を手に入れた。
フロントはグリルやバンパーのデザインを一新。ボディサイズは未公表だが、全高は従来よりも若干低くなっているという。その大きな要因がボディ一体デザインのルーフレールで、スタイリッシュに見せる効果を生んでいる。
リアにはフルカラーバンパーとLEDテールランプを新採用。またオプションでゴルフプラス初の18インチアルミホイールを設定し、従来よりもスポーティな雰囲気を盛り上げている。
インテリアは好評の広い空間や使い勝手の良さに磨きをかけた。インパネは旧型ゴルフと共通だが、クロームモールやメーター類のホワイト照明などを追加。フォルクスワーゲンは「クラス最高のクオリティを備えたインテリア」と自信を見せる。
また、従来通り「スポーツライン」と「コンフォートライン」の2トリムを用意。スポーツラインは黒基調のシックなインテリア、コンフォートラインはベージュ基調のラグジュアリーな空間となる。
エンジンはガソリンとディーゼル数種類。ガソリンのメインは1.4リットル直4・TSI(122ps)で、欧州複合モード燃費15.9km/リットル、最高速度200km/hの実力。ディーゼルは最大出力90ps-140psのワイドレンジとなるが、中でも2.0リットル直4・TDI(140ps)は、欧州複合モード19.6km/リットルの燃費と、135g/kmのCO2排出量を両立したクリーンユニットとして注目できる。
ミッションは5速または6速のMTが基本で、DSGは6速と7速タイプが用意される。オプションでゴルフプラスとしては初の「パークアシスト」も設定。リアビューカメラがリバースギアに連動し、モニターに駐車の参考になるガイド線を表示する最新仕様だ。
マイナーチェンジしたゴルフプラスは欧州で2009年春に発売予定。日本にはその後、導入される。