ヤマハとヤマハ発動機は、共同で、インドネシア植林活動「ヤマハの森」の第4回目となる植林イベントをインドネシア・スカブミ県プラブハンラトゥ郡で行った。
ヤマハの森は、ヤマハ、ヤマハ発動機の両社が生産・販売拠点を置くインドネシアで、植林を通じた環境保全や教育支援などを行い、地域社会へ貢献していく取り組み。2005年12月に開始した。活動の推進では、アジア・太平洋地域で、農業普及・開発支援、環境保全活動などの実績をもつ日本のNGOオイスカのサポートを受けている。
両社は、ジャワ島西部に位置するスカブミ県内の約120ヘクタールの県有地で、5か年でマホガニー、チーク、センゴンなどの苗木を累計15 - 20万本植林し、伐採などで本来の姿を失った土地を、天然林に近い環境へと再生することを目指している。
過去3年間で、昨年の周辺地域の3万1000本と合わせ、合計約5万5000本の苗木を植林しており、初年度に植えたものは10mを超える樹高のものもある。今年度分としてイベント以降、年度末までに苗木3万1150本の植林を30haに実施する予定。
また、植林に並行して、森林保全活動を将来に渡り持続していくための環境教育活動や、教育支援、地域支援などを継続する。
ここ1年の活動実績としては2か所目となる共同水場の建設、机・椅子、学用品やスポーツ用品の支援、農民グループや学校での育苗活動、世界環境デーにちなんだエコキャンプなどを行った。引き続き、来年3月末までの活動として、学校備品の支援などを予定している。
植林イベント当日は、ヤマハ、ヤマハ発動機の従業員をはじめ、環境関連部門スタッフ、インドネシア現地法人の従業員、地元住民や行政関係者など、過去最高の約2350人が現地に集まり、子どもたちや住民との共同作業により、約5000本の苗木を植林した。
植林後に開催されたセレモニーでは、インドネシア国家斉唱、ヤマハ関係者の挨拶、スカブミ県行政関係者による挨拶、地元の子どもたちへの学用品贈呈などを行った。
両社は、ヤマハの森5か年計画の完遂をめざし活動を進める。この活動とともに日本国内での森林保全活動にも取り組んでおり、今後も森林保全活動を通じた社会貢献活動を推進していく。