新日本石油と新日鉱ホールディングスは、経営統合を行うことについて基本的合意し、4日に覚書を締結したと正式に発表した。両社の経営統合によって世界8番目の石油会社が誕生することになる。
今後、両社で協議して、経営統合に向けた実行計画を立案し、2009年3月を目処に「経営統合に関する本契約」を締結する予定。
経営統合比率は今後決定する。両社は、石油精製販売事業を中心に、全ての事業部門でコストを点検し、聖域なき合理化・効率化を推進するとともに、経営統合によるシナジーを発揮して、少なくとも年600億円以上の統合効果の実現を目指し。また、継続的にその上積みを図って年1000億円以上を目指す。
具体的な経営統合の方式では、新日石と新日鉱は、共同して株式移転を行うことで「統合持株会社」を設立し、その後、両社グループの全事業を「統合持株会社」の傘下に統合・再編・整理する。この統合持株会社の直接子会社として、石油精製販売事業会社、石油開発事業会社、勤続事業会社の「中核事業会社」を置く。