【デトロイトモーターショー09】アウディ R8 に5.2リットルV10搭載

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【デトロイトモーターショー09】アウディ R8 に5.2リットルV10搭載
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アウディは8日、『R8』の最強モデル、「V10・5.2FSIクワトロ」の概要を明らかにした。5.2リットルV10は最大出力525psを発生。0-100km/h3.9秒、最高速度316km/hと世界トップクラスの性能を手に入れた。
 
このV10は基本的にランボルギーニ『ガヤルド』の「LP560-4」と共通の直噴ユニット。スペックはガヤルドよりも低められているものの、5204ccの排気量から525psの最大出力と54.1kgmの最大トルクを絞り出す。
 
4.2リットルV8のR8と比較すると、最大出力は105ps、最大トルクは10.2kgm向上。5.2リットルV10は単体重量が非常に軽いのが特徴で、V8に対する重量増はわずか31kg。アルミ製スペースフレーム構造のおかげで、車重が1620kgに抑えられた結果、パワーウェイトレシオは3.09kg/psを実現した。0-100km/hは3.9秒、最高速度316km/hの性能は超一級だ。
 
駆動方式はフルタイム4WDの「クワトロ」。ミッションは6速MTと6速2ペダルシーケンシャルMTの「Rトロニック」が用意される。Rトロニックは0.1秒以下という瞬時のシフトチェンジを可能にする。
 
ブレーキはキャリパーが前8ピストン、後ろ4ピストン。ローター径は前380mm、後ろ356mmの大径タイプだ。オプションでカーボン製セラミックブレーキが用意され、通常走行では30万kmというロングライフを誇る。
 
サスペンションはV8にオプションの「アウディマグネティックライド」を標準装備。タイヤサイズはV8と同じく前235/35ZR19、後295/30ZR19サイズが奢られる。
 
外観はV8と比較して控えめな変更にとどめた。R8を特徴づけるドア後方のパネル、「サイドブレード」が専用色となるのが目立った違い。19インチのアルミホイールは10本スポークの「Yデザイン」となるほか、ヘッドランプはオールLEDに変更。フロントフェンダーには「V10」エンブレムを添えた。リアはマフラーが左右2本出しになり、リアゲートのエンジン排気グリルがマットアルミ仕上げとなるのが識別点だ。
 
内装はフルナッパレザーが標準。ナビゲーションを含む「ドライバーインフォメーションシステム」、バング&オルフセンの高級オーディオも採用される。メーターとシフトノブには赤いリングを追加。さらにレザーや装飾パネルの種類は、オーダーで好みのアイテムが自由に組み合わせできる。
 
アウディV10・5.2FSIクワトロは2009年1月11日に開幕するデトロイトモーターショーで正式発表。ドイツでは2009年4 - 6月に発売される。価格は14万2400ユーロ(約1700万円)になるという。

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《森脇稔》

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