「今回の『アコード』は、40代後半から50代、いわゆる“子離れ世代”をターゲットにはしていますが、『ツアラー』に関しては先代のワゴンからコンセプトを一新し、趣味を持ったより若い世代の方にもどんどん乗って頂きたいと思っています」
新型ホンダ・アコードのエクステリアデザインを担当された本田技研四輪開発センター・デザイン開発室第3ブロック主任の石橋洋さんは、そう語る。
昨今のクルマの白物家電化、若い人たちのクルマ離れをよく耳にしますが、我々デザイナーとしても魅力のある商品を若い世代に遡及できているのだろうか、もう一度クルマの持つ純粋なカッコよさというものを前面に出してデザインしていきたい、と日ごろ考えております」と、そのデザインに込めた思いを熱心に語っていた。
また、同デザイン開発室の細沼正司さんは、「私自身もうすぐ「子離れ世代」なんですが、自分が乗って良いと思うところと、メーター周りなど、若々しいデザインになりすぎるのではなく、それでいて普通になりすぎないという、ホンダらしさとのバランスに気を配りながらデザインしました」と語った。