日本ガイシは、ドイツの太陽光発電装置大手ユニコス社(旧ソロン社)に、欧州の大規模太陽光発電(メガソーラー)向けとして初めて、定格出力1000kWのNAS(ナトリウム硫黄)電池を納入した。2009年3月から稼動する。同社は今後、海外のメガソーラー市場にNAS電池を拡販する。
ユニコス社は1996年に創業し、これまで440MWの太陽電池システムを世界に供給してきたメガソーラー発電装置の大手事業者。メガソーラーの大量導入により懸念される出力の不安定性、系統接続の問題を解決するNAS電池に着目し、メガソーラーに併設して実証・評価することを決定した。
太陽光発電の先進国ドイツで初の大規模電力貯蔵デモプロジェクトにNAS電池が採用された。実証試験後、検証した上でNAS電池併設のメガソーラーや再生可能エネルギーによる独立系統(スタンドアローン・システム)をドイツ内外で事業展開していく計画だ。
日本ガイシはNAS電池を国内外に既に200か所、270MW納入した実績を持ち、国内では、新エネルギー・産業技術総合開発機構と北海道電力による稚内メガソーラープロジェクトに定格出力1500kWのNAS電池を納入済み。
日本ガイシ、ユニコスに大規模太陽光発電向け NAS電池を納入
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《レスポンス編集部》