【スーパーFJ 日本一決定戦】野間選手、怒涛の追い上げで6位入賞!

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【スーパーFJ 日本一決定戦】野間選手、怒涛の追い上げで6位入賞!
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13 - 14日、栃木県ツインリンクもてぎにおいてスーパーFJ日本一決定戦である「FJ MASTERS RACE in MOTEGI」が行われた。「HP・Response. EMS KK-S」を駆る#39野間選手は63台中、予選C組2番手、第1レグ完走できず、第2レグ11番手、決勝は6位入賞となった。

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このレースは全国からスーパーFJ、FJ使いが集結し、63台という大量のエントリーを集める。そのため予選、第1レグレースはA、B、C組に分かれて行われる。続く第2レグレースはA、B組に分かれそれぞれ上位15台が決勝に進出。第2レグ下位のドライバーは敗者復活戦を行いその上位15台が決勝に進出し、決勝は全45台で行われる。

13日・土曜、午後2時25分からC組の予選が開始された。HP・Response. EMS KK-Sを駆る野間選手は20分間の予選の最終ラップに狙いを定めてコースイン。ウォームアップを行い2分04秒940秒を記録。C組2番手、総合でも3番手に位置するタイムとなった。

明けて14日・日曜、前日深夜に降り始めた雨は第1レグ開始時間になっても降り続け、気温は4度とハードなコンディションとなった。

第1レグC組、2番手スタートの野間選手は序盤のグリップ不足に手間取り3番手に後退。追い上げを開始した矢先、4コーナー先のストレートでエンジンが停止。5コーナー脇にストップしてしまった。これで順位は最後尾なってしまった。

第2レグはA組となりほぼ最後尾の30番手スタート。このレースで16番手以下は敗者復活戦行きとなる。しかし、野間選手は激しく追い上げ、11番手でゴールラインを通過し、無事決勝にコマを進めることとなった。

決勝が始まるころには雨は上がり、太陽が顔をのぞかせる。路面は一部乾き始めるものの路面温度が低く乾ききらない微妙なコンディションである。

決勝は22番手スタート。トップははるか彼方であるがチームもドライバーも決してあきらめていない。グリッド上には先日のマカオF3レースでF3世界一に輝いた国本京佑選手も激励に訪れ、野間選手の士気も上がる。1年の締めくくりとなる10周の決勝に向けて集中力を高めつつフォーメーションラップを行う。

好スタートを決めた野間選手は1、2コーナーで3台をオーバーテイクするなど、1周目で7台をごぼう抜き。2周目にはさらに4台を抜いて11位に上がる。

前方には3番手スタートの#19中林選手(筑波チャンピオン)が見える。3周目の5コーナーで中林選手をあっさりと抜き、すぐ前には筑波シリーズ2位の#38宮沢選手が走る。続く4周目ホームストレートで宮沢選手をもオーバーテイク。さらには5コーナーで#35野田選手に仕掛けるが、これは抜き返されてしまう。

なかなか隙を見せない野田選手を抜きあぐねるが5周目の130Rコーナーで抜いて8位に進出する。前方にはもてぎのコースレコードを持つ小山選手が見える。雨の路面に苦戦する小山選手をじわじわと追い詰め、ダウンヒルストレートで並びかけ、90度コーナーで前に出る。これで7位までジャンプアップ。

次のターゲットは6位を走る#8森下選手(もてぎチャンピオン)であるが、普通なら残り3周で追いつく距離ではない。

しかし前がクリアになったこともあり、野間選手の怒涛のチャージが開始される。トップグループに匹敵するペースで前車との差を詰め続け最終ラップS字コーナーでついに森下選手のテールを捉える。V字コーナー、ヘアピンコーナーでプレッシャーを掛け続け、バックストレートで背後につける。

ここで森下選手が一瞬のシフトミスをした隙を逃さず野間選手が並びかける。森下選手は防ごうとマシンをインサイドに振りブロックし、野間選手はアウトサイドにマシンを振り、2台は並走したまま90度コーナーのブレーキング勝負となる。両者限界を超えたハードブレーキングを敢行し、森下選手はオーバーラン、勝負は野間選手が競り勝つこととなった。

野間選手はそのまま6位でフィニッシュ。優勝は#70仁木圭之選手、2位は#62中山雄一選手、3位に#108平木天樹選手が入った。

野間選手のコメント:「今回のレースはドライの予選で総合3番手、雨の決勝ベストラップも3番手と表彰台に絡めるパフォーマンスがありましたが、予想外のトラブルで1レグをリタイヤ。しかしこれが1レグでのトラブルだったため、むしろチャンスと捕らえて全力でオーバーテイクショーを披露することを目標にレースを戦い、決勝では最大のジャンプアップを果たすことが出来ました。悔しいレースでしたが、観客にも楽しんでもらえたし、得るものがあったと思います。今年1年のレースをサポートして下さった皆様に大変感謝しています。本当にありがとうございました」

《レスポンス編集部》

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