東芝は、NAND型フラッシュメモリの生産拠点である四日市工場(三重県四日市市)で2009年1月から、生産量の3割を減産すると発表した。
世界的な景気の後退、消費の低迷により、半導体の需要も大きな影響を受けている。特にNAND型フラッシュメモリは、メモリカードや、シリコンオーディオプレーヤーを中心に需要が低迷、供給過剰な状態にあるため、今回、四日市工場での減産を決定した。
四日市工場は、現在、第1、第2製造棟で200ミリウェハーライン、第3、第4製造棟で300ミリウェハーラインを稼動しているが、今回の生産調整に伴い、四日市工場では、年末年始期間、300ミリウェハーラインは13日間、200ミリウェハーラインは4日間それぞれ稼動を停止する。
今後、市況の回復具合を見ながら、随時、稼働状況を見直す。四日市工場以外の半導体工場についても年末年始の工場ラインの稼働日について見直しを実施する。