【デトロイトモーターショー09】ボルボ S60 次期型コンセプト、詳細判明!!

自動車 ニューモデル モーターショー
【デトロイトモーターショー09】ボルボ S60 次期型コンセプト、詳細判明!!
【デトロイトモーターショー09】ボルボ S60 次期型コンセプト、詳細判明!! 全 6 枚 拡大写真

ボルボは16日、『S60コンセプト』の概要を明らかにした。11月24日に公表された写真は外観が1点、内装スケッチが1点の合計2点だったが、今回は全ディティールが公開されている。

現行『S60』は2001年1月に登場。ボルボのミドルクラスセダンだが、ボルボが「4ドアスポーツクーペ」と呼ぶように、スタイリッシュなフォルムをまとう。

次期S60にも現行型の考え方は受け継がれた。クーペを思わせるようなルーフラインは、さらに滑らかなカーブを描く。ルーフは全面ガラスなので爽快感は抜群だ。大きな特徴がBピラーレス構造で、後部ドアはスライドで開く方式を採用している。

フロントマスクはボルボのミドルクラスSUVで、2008年3月のジュネーブモーターショーで発表された『XC60』との相関性を感じさせる仕上がり。低く構えたグリルはXC60にかなり近いデザインだ。リアは逆L字型のテールランプが目を引く。

インテリアは非常に斬新。センターコンソールにスウェーデンのガラスメーカー、オレフィス製のクリスタルパネルを使用した。コンセプトカーということで、メーター、シフトノブ、ペダル、各種スイッチのデザインには、ユニークなアプローチが垣間見れる。

エンジンはボルボが2009年に実用化予定の「GTDi」。環境性能に優れた直噴ガソリンターボユニットだ。1.6リットルという小排気量の直4ユニットながら、ターボを組み合わせることで、最大出力180psを発生。トランスミッションは6速デュアルクラッチの「パワーシフト」。アイドリングストップ機能を持たせたこともあり、欧州複合モードで20km/リットルの燃費と119g/kmのCO2排出量を実現した。

もちろん、ボルボらしい高い安全性も健在だ。全自動ブレーキ付き衝突警告システムを新開発。グリルのレーダーやルームミラーのカメラが危険を察知し、自動的にブレーキをかける仕組みだ。さらに、AピラーにはBLIS(ブラインドスポットインフォメーションシステム)を内蔵した。

S60コンセプトは2009年1月のデトロイトモーターショーで正式公開。市販モデルは2010年の発売を予定している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る