ZMP、首都大学東京とカーロボティクス・プラットフォームを共同研究

自動車 ニューモデル 新型車
ZMP、首都大学東京とカーロボティクス・プラットフォームを共同研究
ZMP、首都大学東京とカーロボティクス・プラットフォームを共同研究 全 2 枚 拡大写真

ロボット開発のベンチャー企業であるZMPは17日、首都大学東京と共同して、カーロボティクス・プラットフォームの研究を行っていくことを発表した。共同研究を行うのは、同大学システムデザイン学部所属のヒューマトロニクスの専門家で、社団法人自動車技術会エレクトロニクス部会幹事でもある山口亨教授。

ZMPでは、91年からスタートしたASV(Advanced Safety Vehicle)プロジェクトが第4期に入って急速な自動車のロボット化が進んでいる点、07年に社団法人日本ロボット学会と社団法人自動車技術会が、ロボット工学と自動車技術に共通する学術・学科技術での交流と協力関係の構築を目的に覚え書きを締結したことなどから、カーロボティクス分野の社会的重要性がさらに増していくものと判断。

それを受けて同分野での研究開発や教育を促進するため、現在ZMPが開発中なのが、10分の1スケールモデル・カーロボティクス・プラットフォームだ。実機での開発よりも費用やスペースの問題に対処でき、それでいて自律移動(自動運転)時の障害物回避のアルゴリズム開発や白線検出などの自動運転研究の開発を行えることが最大のメリットとする。

同プラットフォームには、ZMPが04年からの5年間で約300ユーザへの販売実績を持つエンジニア育成用ロボット教材「e-nuvo」シリーズで培った多彩な技術や教育ノウハウを導入していく。自動車関連企業や大学などの研究期間での教育・研究用としており、出荷予定は来年4月以降、価格はおおよそ50万円を予定。

山口教授との共同研究では、人とクルマのインタラクションや、自動車間の情報共有など、ロボット技術を駆使した新たなアプリケーション開発を計画していくとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る