【新聞ウォッチ】政府や日銀の鈍い動きにホンダの福井社長もイライラ

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年12月18日付

●派遣の誇りと怒り、契約打ち切り猛抗議(読売・39面)

●日産、派遣社員ゼロに、3工場減産に伴い / ホンダも下期営業赤字(朝日・1面)

●トヨタ英国工場ライン設置延期(朝日・11面)

●止まらぬ減産、減員、自動車業界衝撃「ホンダさえも」(毎日・8面)

●ディーラー大会米での開催中止、トヨタ(毎日・8面)

●自動車総連、春闘4000円以上要求へ(産経・8面)

●ガソリン下落、軽油と逆転も、販売不振で値引き競争激化(東京・8面)

●フェラーリ、どこ吹く風、今年の売上過去最高(東京・8面)

●NY円87円台、13年ぶり(東京・9面)

●沈む「日産城下町」追浜工場ルポ(東京・25面)

●全日空社長に伊東氏、再建が軌道に、山元氏は副会長(日経・1面)

●契約満了後も1か月寮を提供、トヨタ、期間従業員に(日経・11面)

ひとくちコメント

「大幅減産」に「人員整理」。まるで日替わりランチのメニューのように自動車の大リストラの記事が紙面を賑わす。きょうも朝日が「日産、派遣社員ゼロに / ホンダも下期営業赤字」、東京が「自動車ニッポン失速」のタイトルで1面トップで取り上げている。

経済面では、毎日が「止まらぬ減産、減員、自動車業界衝撃『ホンダさえも』」、東京が「自動車業界総崩れ、メーカー努力も限界」、さらに、社会面に目を向ければ、読売は「派遣の誇りと怒り、契約打ち切り猛抗議」、朝日は「また使い捨てか、正社員『次は自分』」、東京は「沈む『日産城下町』」として日産の追浜工場をルポしている。

それはともかく、ホンダの年末会見では、福井威夫社長が「今の(円高)状態は、実体経済から乖離した異常な状態」と指摘し、政府や日銀の迅速な対応を要請した。日銀は18、19の両日開く金融政策決定会合で市場への資金供給の拡大のための追加策を検討するというが、即断即決で「ゼロ金利」に政策に踏み込んだ米国の後追いでは、福井社長がイライラするのは当然だろう。

《福田俊之》

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