住友電工、巻線事業を再編

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住友電気工業は、100%子会社である住友電工ウインテックの巻線事業について事業体制を再編すると発表した。
 
住友電工ウインテックは、自動車用電装品、産業用モーター、家庭用電化製品などの基幹部材である巻線の製造・販売を担う子会社。住友電工は2002年10月に、国内事業の合理化、効率化、収益力の向上を図るため、巻線事業部門と第一電工を両社の共同事業会社に統合し、住友電工ウインテックを発足した。
 
これまで、開発から製造・販売まで一貫して行う国内最大、世界でもトップクラスの巻線事業会社として、グローバル生産体制の整備・拡充、品質向上、新製品の開発、拡販に注力してきた。
 
巻線事業を取り巻く環境は、原材料価格の高騰、世界的な景気減速による需要環境の悪化に加え、ユーザーから要求される製品開発力、価格競争力、品質レベルは高度化している。

こうした事業環境から、さらなるコストの低減、製品開発の加速化を図るため、全世界のマザー工場として製造、生産技術、品質、安全、開発を一元的に管理し、グローバル競争力のある製品づくりに注力する新会社を設立する。住友電工の自動車関連部門、研究開発部門、生産技術部門との連携を強化して、グローバルでの拡販活動を推進するため、巻線事業の経営企画、国内外営業、海外事業管理機能を住友電工に集約する。 
 
2009年4月1日付けで、住友電工ウインテックがの巻線事業のうち製造、生産技術、品質保証、開発に関する事業を、会社分割(新設分割)により新たに設立する会社に承継し、住友電工は会社分割後、住友電工ウインテックを吸収合併する。

《レスポンス編集部》

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