えっ、アップルの自動車計画!? その名も『i Mo』

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えっ、アップルの自動車計画!? その名も『i Mo』
えっ、アップルの自動車計画!? その名も『i Mo』 全 9 枚 拡大写真

アップル製品群と共通イメージの電動2+1コミューター。その名も、ずばり『i Mo』(アイモ)。ボディには『i Pod』本体に記されているメモリ容量のデザインそっくりにモーター出力が記されている。充電も iPodのドックコネクタそっくりの端子にコードを接続する。

ここまで聞いて、開発当初スウォッチが参画した初代『スマート・フォーツー』を思い出す人は多いだろう。ただしスペックを読み進めば、それがスマートとは比べ物にならないくらい画期的な要素に満ちていることが判明する。

まずは、『セグウェイ』のジャイロを応用した2輪走行システムを採用している。シートはニッケル-チタン合金「ニチノール」によるメッシュ製。プロセッサーから電気信号を加えることにより、多様な形状に変化する。

運転はドライバーが空中で動かす手を挙動認識装置が感知し、車両の挙動に反映させる。自動操縦機能も備えている。たとえば「タクシードライバー機能」はユーザーが家から出たことを感知し、自動的に玄関まで移動する。「ベビーシッター機能」は、子供の送り迎えやパーティー帰りに家まで送ってくれる……。

種明かしをすると、これは英コヴェントリー大学で自動車デザイン学科に在籍するフランス人デザイナー、アンソニー・ジャナルリー(27歳)によるプロポーザルだ。

従来車より格段に少ない2mの全長で3人を運ぶことが可能=路上占有面積の低減といったまじめなアプローチもなされている。

ジャナルリーによる i Mo紹介サイトも、アップルのサイトをイメージしたものだ。『Mac』や『iPhone』とともに並ぶ i Moのアイコンをクリックすると製品説明が表示される。さらに「Buy now」をクリックすると、「2024年発売予定」という文字が現れるジョーク付きである。

サイト末尾には「これは学生プロジェクトです。商業的意味合いはありません」と断り書きがなされているが、なかなかどうして、楽しい初夢を見させてくれそうなアイディアではないか。

i Moの解説サイト URL
http://www.imoconcept.com/

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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