5日に発売した新型ホンダ『アコード』。ミドルアッパー向けの1台だ。全高は1440mm、室内高は最も高いところで1165mm。しかも走りの要素も追求したクルマなので運転席周りはカチっとした感じだ。そこに180cm+・90kg+の巨漢記者が普通に乗れるのか?
まず乗り降りに関してだが、記者でもスムーズに行える。記者は座高が約1mあるのだが、ヒップポイントがそれほど高いわけではないので、あまりかがまなくても頭をぶつける心配はなかった。運転席からの眺めそのものは、特に問題がないようだ。
室内高に関しては、座面の一番高い位置から天井方向への、デフォルトのシート角度に沿った高さは955mmしかなく、あまり余裕はない。ただし、ヒップポイントからの高さはもう少しあるので、さすがに天井にぶつかるようなことはなかった。そのものに余裕があるというわけでもないので、少しシートを寝かしたいところだ。横方向はまったく問題ない。
ステアリングにチルト機構しかない場合、ヘッドクリアランスに余裕を持たせようとしてシートを寝かすと、ベストのドライビングポジションを探すのに時間がかかったりする。しかし、アコードはテレスコピック機構も搭載しているので合わせやすく、とても助かる。
個人的に気になったのは、ブレーキペダルの位置。足下の広さそのものは問題ないが、かなりアクセルペダルに寄っている感じを受けた。