【デトロイトモーターショー09】史上最強のフォード マスタング

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【デトロイトモーターショー09】史上最強のフォード マスタング
【デトロイトモーターショー09】史上最強のフォード マスタング 全 8 枚 拡大写真

フォードは1日、『マスタング』の高性能仕様、「シェルビーGT500」を発表した。5.4リットルV8スーパーチャージャーは540ps、70.5kgmという怒涛のパフォーマンスを発揮。ボディはクーペとコンバーチブルの2種類を用意する。

同車の開発は、フォードのSVT(スペシャルビークルチーム)と、1960年代に『シェルビーACコブラ427』など伝説のスポーツカーを生み出したキャロル・シェルビー氏が率いるシェルビーオートモビル社が共同で実施。2008年11月のロサンゼルスモーターショーで大幅な改良を受けたマスタングをベースに、高性能化が図られた。

エンジンは2007年4月のニューヨークモーターショーで発表された「マスタングGT500KR」と基本的に共通。SVTが開発した5.4リットルV8スーパーチャージャーは最大出力540ps、最大トルク70.5kgmを発生する。

トランスミッションは6速MT。最終減速比を3.31:1から3.55:1に低めることで加速性能がアップ。さらに5速と6速のギア比を見直すことで、高速走行時の燃費を改善している。クラッチの強化やNVHの低減も行われた。

足回りはダンパーとスプリングが強化されるほか、ブレーキはブレンボ製を採用。タイヤサイズは前255/40R19、後ろ285/25R19のグッドイヤー「F1スーパーカー」が奢られる。

外観はレーシングストライプをはじめ、迫力満点のモディファイを実施。メッシュグリルはシェルビーACコブラ427がモチーフだ。アルミ製のボンネットには巨大なエアスクープが設けられ、エンジンの冷却性能を向上。フロントリップスポイラー、トランクスポイラー、リアディフューザーは高速走行時のダウンフォースを稼ぐ目的で装着された。

室内は吟味した素材を使用。シートはレザーとアルカンタラを組み合わせ、インパネにはアルミ製パネルが装着される。また、シフトノブは球形のホワイト仕上げとして、クラシカルな雰囲気を演出した。

シェルビーGT500は1月11日に開幕するデトロイトモーターショーで初公開され、北米では2009年春ごろ発売される。価格は公表されていないが、GT500KRの8万0155ドル(約720万円)と同等と思われる。

《森脇稔》

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