日本自動車工業会の青木哲会長は、年頭所感で「日本の自動車産業は、いままでに経験したことのない急激な経済環境の変化に直面しており、企業の存続をかけて緊急かつ大幅に方向性を見直す厳しい試練の時を迎えています」と、100年に1度とされる経済危機に警戒感を示した。
ただ一方で「日本の基幹産業として広い裾野産業をもち、日本経済や地域社会の発展に寄与するという大きな使命と責務を担っております。関係省庁・関係業界などあらゆる方面と緊密かつ迅速な連携を図りつつ、この困難な局面を乗り切り、その役割を全うしてまいります」と決意。
その上で、2009年は「安全と環境への取り組み」、「国際的な相互理解と協力の促進」、「クルマの夢・楽しさの訴求と快適な利用環境への取り組み」に注力していく方針を示した。