GMに明るい希望? 特許力ランキングに初めて選出

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GMに明るい希望? 特許力ランキングに初めて選出
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ゼネラルモーターズは、米国電気電子学会(IEEE)が発行する月刊誌『IEEEスペクトラム』の「特許力ランキング」に自動車メーカーとして初めて選出されたと発表した。

同ランキングは2007年に申請された特許に関する調査をベースとしたもので、企業の技術革新度を判断するバロメーターになっている。

GMは、電動スターターの発明や衝突テスト用ダミー人形の開発など、研究・開発分野で幅広い取り組みを行っている。現時点での特許出願件数は544件。開発での他企業などへのネットワークの規模を示す「パイプライン能力」は最高レベルに達するなど、技術力の高さが認められた、としている。

さらにGMでは、科学技術誌『ポピュラー・サイエンス』の「今年のイノベーション・ベスト100」に、DARPA(米国防総省高等研究計画局)主催の無人ロボットカーレース「アーバン・チャレンジ」で優勝した自律走行車、シボレー『タホ』が選ばれ、タホを製作したGMとカーネギー・メロン大学、同大学の学生で構成される「タータン・レーシングチーム」に同賞が贈呈された。
 
GM開発研究部門のラリー・バーンズ副社長は「米国の自動車産業は、世界でもっとも研究・開発に力を入れて取り組んでおり、科学技術力の根幹ともいえる産業である。GMが成し遂げてきた数多くの研究開発成果のなかでも最高の評価を得た今回の受賞は、大恐慌以来最も深刻な金融危機の影響を受けているGMに希望を与える明るいニュースである」とコメント。
 
GMは、クリーンで低燃費、安全性の高い自動車を製造するための特許技術を、すでに市販車にフィードバックしており、今後、市場に投入する新型車にも積極的に採用していく方針だ。

《レスポンス編集部》

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