気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年1月14日付
●マツダがワークシェア 工場勤務の正社員1万人(読売・2面)
●金融危機全業種に波及、倒産1万2000件超(読売・8面)
●自動車急落、商社は堅調、就職先人気ランキング(読売・34面)
●トヨタ、賃金カット、操業停止2日分の2割(朝日・1面)
●北米自動車ショー、ハイブリッド車競演(朝日・10面)
●トヨタ労組方針、実質ベア4000円要求(朝日・11面)
●東京モーターショー縮小、GM、クライスラー出展中止、経費削減 他メーカーも追随か(毎日・2面)
●環境の旗手立ち:デンソー高野義昭さん、自動車搭載エアコン燃費向上(毎日・8面)
●自動車厳冬下:寒風しのぶ日本メーカー、環境車開発も苦境(毎日・9面)
●モータースポーツダイハツが撤退へ(毎日・9面)
●トヨタ 部長級2200人、新車購入、業績回復へ「自主的」行動(産経・1面)
●スズキ最大8日間休業、来月、輸出車減産 国内5工場(東京・8面)
●小型商用車、日産、車台2種類に集約(日経・13面)
ひとくちコメント
就職情報会社のダイヤモンド・ビッグアンドリードが発表した2009年の就職先人気企業ランキングによると、文系男子は三菱商事が3年連続で1位、2位が三井物産、4位が住友商事などと、総合商社5社がトップ10入り。
理系男子でも前年2位のパナソニックが首位で、2位ソニー、3位シャープと大手電機メーカーが相変わらず上位を占めているが、4位は住友商事で商社3社がベスト10入りするという超人気ぶり。
一方、前年6位のトヨタ自動車は24位、同11位のホンダは72位に順位を下げており、「自動車業界の経営環境の厳しさが嫌われた」と、きょうの各紙が取り上げている。だが、業績の悪化ばかりでなく、若者のクルマ離れも少なからず影響しているとみられる。
産経によると、トヨタ自動車の部長級2200人が自主的にトヨタの新車を購入する取り組みを始めたという。業績を回復させるための涙ぐましい努力だが、さらに知恵を絞るなら幹部らが出身の母校などに足を運んでクルマの楽しさなどを後輩たちにアピールする草の根運動も必要ではないだろうか。