【CES 09】ケンウッド、AV一体型ナビやレシーバーの最新モデルを発表

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【CES 09】ケンウッド、AV一体型ナビやレシーバーの最新モデルを発表
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例年CESではNorth HALLにカーオーディオ関連メーカーが集まる。ケンウッドは今回のCESにおいて会場の広さは例年並みであったものの、ベストポジションとも言えるCenter HALLに最も近い位置に移動していた。これによって集客力はかなり違ったのではないかと思う。

そのケンウッドが今回のCESで見せたのは、フルモデルチェンジしたAV一体型ナビと、CDレシーバーをはじめとするレシーバー群のニューモデル。さらに省スペース性を図ったデジタルパワーアンプも展示していた。

AV一体型ナビの実質最上位モデルとなるのは、レギュラーシリーズの『DNX7140』。タッチパネル機能付き6.95型ワイドモニターを採用し、ナビ機能はガーミンから導入したもので、操作型や案内方法などはガーミン製ナビと同じ。測位もGPSのみとなる。AV機能はDVD/CD再生に対応し、50W×4chのパワーアンプも内蔵する。iPodはUSB対応でビデオ再生も可能としている。

また、『eXcelon』ブランドには、DNX7140とほぼ同じ機能ながらシリーズ中、唯一の音声コントロール機能を備え、5Vハイアウトプット仕様とした『DNX9140』を用意。価格は1699ドルで4月頃の発売となる。そのほか、6.1型モニターの『DNX6140』、1DINインダッシュ型の『P-NAV514』もラインナップしている。

レシーバーで注目なのは、アメリカで着実に普及しつつある地上デジタルラジオ放送「HD Radio」用チューナーを内蔵した『KDC-HD942U』。この放送は、基本はアナログとほぼサイマルで放送されているデジタル放送が受信でき、電波状態が悪くなるとアナログ放送へ自動的に切り替わってくれる便利な放送。衛星ラジオとして知られるXMやSiriusなどと違って、受信料は無料であることも人気を集めている理由の一つだ。CDレシーバーとしての機能も備え、『iPod』はUSBによって接続できる。オプションでブルートゥース機能によるオーディオストリーミングにも対応可能となる。価格は279ドルで3月の発売を予定する。

その他、純正システムにも装着可能なアップグレードソリューションシステム『KDS-A300』も注目に値するモデル。ケンウッドではこれまでも同様商品を発売してきたが、操作型をより洗練されたものへと変更し、システムも大幅に小型化されている。この装着によって、CDやラジオ放送のみの対応だった純正システムが、iPodやDVDといったシステムまでも再生可能となる道筋が開くようになる。言うなれば純正向けの拡張システムとなるものだ。欧米でもオーディオの交換がしにくいシステムを装着する車両が増えており、このシステムの人気は今後も高まっていきそうだ。

《会田肇》

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