ひき逃げ事故の第1発見者、実は容疑者だった

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10日午前、静岡県富士宮市内の市道で、道路を横断していたとみられる男性がクルマにひき逃げされて死亡する事故が起きた。警察では第1発見者として名乗り出たタクシー運転手の男を容疑者として逮捕している。

静岡県警・富士宮署によると、警察が事故発生を認知したのは10日の午前3時10分ごろ。富士宮市内にあるタクシー会社から「富士宮市西町付近の路上に人が倒れている、と運転手から連絡があった」との通報が寄せられた。

これを受け、現場に急行した同署員が路上で頭から血を流して倒れている男性を発見。男性は近くの病院に収容されたが、まもなく死亡している。現場の状況から、警察ではひき逃げ事件と判断している。

タクシー会社に通報してきたのは、この会社に運転手として勤務する62歳の男。警察では営業所に戻ってきた男から事情を聞こうとしたが、男が運転するタクシーの前部バンパーに衝突痕があることを発見。男を追及したところ、自分が事故を起こしたことを最終的に認めたため、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。

調べに対して男は「客からの配車要請があったので、そちらを優先した」などと供述しているようだ。警察では事故の経緯について、さらに調べを進めている。

《石田真一》

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