ひき逃げ事故の第1発見者、実は容疑者だった

自動車 社会 社会

10日午前、静岡県富士宮市内の市道で、道路を横断していたとみられる男性がクルマにひき逃げされて死亡する事故が起きた。警察では第1発見者として名乗り出たタクシー運転手の男を容疑者として逮捕している。

静岡県警・富士宮署によると、警察が事故発生を認知したのは10日の午前3時10分ごろ。富士宮市内にあるタクシー会社から「富士宮市西町付近の路上に人が倒れている、と運転手から連絡があった」との通報が寄せられた。

これを受け、現場に急行した同署員が路上で頭から血を流して倒れている男性を発見。男性は近くの病院に収容されたが、まもなく死亡している。現場の状況から、警察ではひき逃げ事件と判断している。

タクシー会社に通報してきたのは、この会社に運転手として勤務する62歳の男。警察では営業所に戻ってきた男から事情を聞こうとしたが、男が運転するタクシーの前部バンパーに衝突痕があることを発見。男を追及したところ、自分が事故を起こしたことを最終的に認めたため、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。

調べに対して男は「客からの配車要請があったので、そちらを優先した」などと供述しているようだ。警察では事故の経緯について、さらに調べを進めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  4. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る