デトロイトモーターショーで、ホンダブースの目玉だったのは新型『インサイト』。日本では2月5日に発表される。展示車は北米仕様ではあるが市販バージョンそのものだ。
驚くほどトヨタ『プリウス』に似ているボディは、先代と異なり5ドアで、リヤシートもついて4人乗車が可能。1.3リットルエンジン+モーターという基本メカニズムは『シビックハイブリッド』と同じだが、バッテリーを小型化してラゲッジの床下搭載としたことで通常のガソリン車と変わらない使い勝手を実現している。
そんなインサイト、関係者によるとポイントは「親しみやすさ」だという。どんな点が親しみやすいかといえば、価格。これまでのハイブリッドカーは210万円程度がもっとも低い価格レンジだったが、新しいインサイトのベーシックグレードはなんと190万円を切るといわれているのだ。
ただし、内装などをみるとコストを切り詰めた作りになっていることがすぐに理解できる。その点は、価格レンジを高めると同時に内装の質感がさらにアップした新型プリウスと対照的だ。