【デトロイトモーターショー09】ジャガー XKシリーズ …マイナーチェンジ

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【デトロイトモーターショー09】ジャガー XKシリーズ …マイナーチェンジ
【デトロイトモーターショー09】ジャガー XKシリーズ …マイナーチェンジ 全 9 枚 拡大写真

ジャガーは11日、『XKシリーズ』のマイナーチェンジモデルを発表した。最強仕様の『XKR』は新開発5.0リットルV8スーパーチャージャー(510ps)を搭載する。

ジャガーXKシリーズは2006年7月にデビュー。ジャガーの車種構成の頂点に位置する豪華な2ドアクーペ&コンバーチブルだ。デビューから2年半を経たマイナーチェンジでは、内外装のリファインを行うと同時に、エンジンが一新された。

新開発の5.0リットルV8は、NA版を「XK」と「XKポートフォリオ」に搭載。最大出力385ps、最大トルク52.6kgmを発生する。従来の4.2リットルV8と比較すると、81ps、9.7kgmパワフルになっており、0 - 96km/h加速は5.2秒と0.7秒短縮している。

「XKR」には、5.0リットルV8のスーパーチャージャー版が収まる。最大出力は510ps、最大トルクは63.8kgmで、従来の4.2リットルV8スーパーチャージャーと比較すると、84ps、6.7kgm性能が向上。0 - 96km/h加速は4.6秒と0.3秒速くなった。最高速はXK、XKRともに250km/h(リミッター作動)である。

両エンジンともに環境性能がアップ。従来よりもCO2排出量は1 - 2%改善された。また、燃費についてジャガーは、「V8スポーツカーの中でトップクラスの燃費性能」と説明している。トランスミッションは6速ATだ。

インテリアは新しいシフトシステム、「ジャガードライブセレクター」の導入がニュース。これは『XF』に採用されているものと基本的に共通だ。ジャガー伝統のL字型ゲートに代えて、センターコンソールに丸いダイヤルを配置。前進、後退、パーキングなどの選択はダイヤルを回して行う。ステアリングホイールにはパドルシフトを装備し、スポーツドライビングが楽しめるように配慮した。

外観はフロントバンパーやリアのLEDテールランプが新しい。アルミホイールも新デザイン。従来のCATS(コンピューター・アクティブ・テクノロジー・サスペンション)は、DSCやダンパー減衰力などを統合制御する「アダプティブダイナミクス」に発展している。

新しいXKシリーズは今夏から販売開始。英国での価格は5万9900ポンド(約800万円) - 7万8400ポンド(約1050万円)と発表されている。

《森脇稔》

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