職務質問の警官、クルマにひきずられながらも強制抑止

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埼玉県警は12日、職務質問を行おうとした警官をクルマで約80mに渡ってひきずったとして、19歳の少年を公務執行妨害の現行犯で逮捕した。直前に信号無視や、他車との衝突事故も起こしており、警察では道路交通法違反容疑でも事情を聞いている。

埼玉県警・川口署によると、事件が起きたのは12日の午後1時30分ごろ。川口市川口6丁目付近の市道を同署員がパトカーでパトロールしていたところ、赤信号を無視して交差点を進行する乗用車を発見。停止を命じたが、クルマはこれを無視して逃走した。

パトカーはただちに追跡を開始。クルマは約900m走行したが、川口市宮町付近の市道で他のクルマと接触する事故を起こして立ち往生。クルマを運転していた若い男に33歳の巡査が職務質問しようと接近したが、クルマはさらに逃げようとしたため、巡査はこれを阻止しようと窓にしがみついた。

しかし、クルマは止まることなく、巡査をひきずったまま約80mに渡って逃走。巡査は後部ドアを開けて車内に入り、サイドブレーキを引いてクルマを強制抑止するとともに、運転していた男を拘束した。警察はこの男を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

後の調べで、逮捕されたのはさいたま市緑区内に在住する19歳の少年と判明。調べに対しては「信号無視がバレたので逃げた」などと話しているようだ。

《石田真一》

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