【デトロイトモーターショー09】ビュイック ラクロス 新型…GMのグローバル開発車

自動車 ニューモデル モーターショー
【デトロイトモーターショー09】ビュイック ラクロス 新型…GMのグローバル開発車
【デトロイトモーターショー09】ビュイック ラクロス 新型…GMのグローバル開発車 全 8 枚 拡大写真
GMは12日、新型ビュイック『ラクロス』を発表した。デザインはGMの米国と中国部門が連携。シャシーは欧州部門が担当と、3地域にまたがって開発された。

GMは2008年末、中国で新型『リーガル』の販売を開始。リーガルはオペル『インシグニア』のフロントマスクをビュイック流儀に変更したモデルである。新型ラクロスもシャシーはインシグニアがベースだが、ボディは専用設計された。

GMは2008年4月の北京モーターショーで、ビュイック『インビクタ』という名前のコンセプトカーを披露した。新型ラクロスはこのインビクタを市販にあたってモディファイさせたモデルである。

外観はひと目でビュイックとわかるスタイリングを採用。縦基調のメッキグリルはビュイックのアイデンティティといえるデザインだ。サイドウインドウの面積は小さくまとめられており、スタイリッシュに見える効果を生んでいる。

ボディサイズは全長5003×全幅1858×全高1497mm、ホイールベースは2837mm。マッシブなフォルムが5メートルを超える全長を感じさせない理由だろう。

インパネはインシグニアと同じく、サイドまで回り込んだ特徴的なデザインで、上下で色使いを変えたツートンインテリアを採用。ダークウッドやクロームメッキがアクセントとして添えられた。メーターやスイッチの照明はブルーで統一している。

エンジンは直噴V6の2機種。「LX」、「LXL」が3.0リットル(255ps、29.2kgm)、「LXS」が3.6リットル(280ps、36.1kgm)を搭載する。コールドスタート時の排出ガス中の有害物質は約25%低減。トランスミッションは両ユニットともに6速ATだ。

安全装備は充実しており、「サイドブラインドゾーンアラート」、「リアビューカメラ」、「アダプティブライト」、「オンスター」などのアイテムが用意される。

新型ラクロスは今夏から生産がスタートし、その後、市場へ投入される。米国ではレクサス『ES350』、リンカーン『MKS』などと競合。GMは新型ラクロスが、ビュイックブランド復権の大きな原動力になることを期待している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
  2. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  3. BMW 3 / 4 シリーズの「M」、392馬力にパワーアップ…マイルドハイブリッドも搭載
  4. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  5. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る