新日石、GSカルテックスと提携---キャパシタ電極用炭素材事業

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新日本石油は、韓国のGSカルテックス社と、キャパシタ電極用炭素材事業で提携、キャパシタ電極用炭素材を合弁生産すると発表した。

キャパシタは、瞬間的に多くのエネルギーを必要とする建設機械や鉄道などで、本来なら放出されるエネルギーを電力として蓄えることでエネルギーを有効利用できる蓄電装置。今後は、太陽光発電や風力発電の蓄電向けへの用途拡大も見込まれている。

このキャパシタの性能を決める重要な材料が電極に用いる炭素材。新日本石油の麻里布製油所では、以前から製鉄会社の電気炉電極用の炭素材(ニードルコークス)を製造しており、世界シェア10%以上を確保している。

こうした炭素材の経験を活かしキャパシタ電極用炭素材の開発を続けてきた同社は、今回、同様に高性能炭素材の開発を進めていたGSカルテックス社と韓国の慶尚北道亀尾(グミ)市で合弁会社を設立することで合意した。生産・販売に加えて、技術開発におけるシナジー効果を得るため、麻里布製油所のコークスを原料にして、キャパシタ電極用炭素材を生産する共同事業を実施していく。

今後は、合弁会社で2010年4月の商業生産開始を目指し、今年春から生産設備の建設に着手する予定。

《レスポンス編集部》

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