ポルシェAGは、2009年シーズンの各スポーツカーレースと世界各地で行われるGTシリーズに投入する10人のドライバーを決定したと発表した。
昨シーズン同様、ポルシェのワークスドライバーは世界屈指のチャンピオンシップ、耐久レースに参戦する一方、レースカーの開発にも協力する。
マルク・リエブ(ドイツ)とリヒャルト・リエッツ(オーストリア)はペアを組み、ポルシェ「911 GT3 RSR」で2009年のル・マン・シリーズ(LMS)に参戦する。また、LMSではフランス出身のパトリック・ピレもIMSAパフォーマンスチームのGT3 RSRで参戦する。エマニュエル・コラール(フランス)はペンダースチームからFIA GTチャンピオンシップに参戦する。
アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)には、GT2クラスで人気の高いイェルク・ベルクマイスター(ドイツ)/ パトリック・ロング(米国)組がフライングリザードチームのポルシェ911 GT3 RSRで挑む。ウォルフ・ヘンツラー(ドイツ)もタイトルを狙う。
さらに、グランダムシリーズでは、ポルシェエンジンを搭載したペンスキーレーシングチームのデイトナプロトタイプで、ティモ・ベルンハルト(ドイツ) / ロマン・デュマ(フランス)組がポイントを競う。サシャ・マーセン(ドイツ)のシーズンスケジュールは調整中。
ポルシェのモータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステン氏は、ドライバーとの契約の継続性を強調し「2009年シーズンも世界屈指の10人のドライバーとともに戦えることになり、とても満足している。全ての選手がこれまで少なくとも1年間はポルシェから参戦した経験をもち、私はそれぞれの強さを完全に把握している。各ドライバーに割り当てたメインのレースシリーズに加え、何名かのドライバーには個別のイベントにも参戦してもらう予定」とコメントしている。