トヨタとレクサスから発表された、2台の新型ハイブリッドカー。共通するのは、いずれも徹底的な空力対策が施されていることだ。
タイヤハウス内の空気の乱れにまで対策を施した新型トヨタ『プリウス』のCd値は、世界トップレベルの0.25。いっぽうレクサス『HS250h』のCd値は0.27。開発を担当したレクサスセンター製品企画主査の古場博之さんが「実際に効く」というエアロパーツも、高速巡航燃費が重要となる北米仕様では標準装備される(日本仕様はオプション扱い)。
そんな2台を、車体の後ろから車体下部を覗いてみるとおもしろいものを発見した。下部をフラット化しているのは当然だが、車体後部裏側のディフューザーにはなんと空気の流れを整えるための整流フィンが装着されていたのだ。徹底した空力対策は、まるでレーシングマシンのようである。