【デトロイトモーターショー09】クライスラーのEVセダンコンセプト…次期 セブリング?

自動車 ニューモデル モーターショー
【デトロイトモーターショー09】クライスラーのEVセダンコンセプト…次期 セブリング?
【デトロイトモーターショー09】クライスラーのEVセダンコンセプト…次期 セブリング? 全 8 枚 拡大写真

クライスラーはデトロイトモーターショーで『200C EVコンセプト』を初公開した。次世代ミディアムセダンの方向性を示唆したモデルで、モーター走行を基本にしたプラグインハイブリッド車となる。

200C EVコンセプトはクライスラーの「ENVI」システムを搭載。ENVIとはenvironmental(環境)の頭4文字を取ったネーミングで、ピュアEVおよびレンジエクステンデットEV用のシステムを意味する。

200C EVコンセプトは、最大出力268psを発生するモーターを搭載。最大約64km/hをモーター単独で走行する。2次電池はリチウムイオンバッテリー。バッテリーの残量が少なくなると、小排気量のガソリンエンジン(74ps)が始動し、ジェネレーターを回して、モーターに電力を供給するとともに、バッテリーの充電を行う。最大航続距離は約644kmまで伸びる。

パフォーマンスは0 - 96km/h加速が7秒、最高速度は193km/hと実用性にはまったく問題はない。もちろん、バッテリーは家庭用コンセントからも充電できる。

インテリアは非常に未来的で、インパネからスイッチやレバー類をいっさいなくした。ドライバーは中央のマルチメディアタッチスクリーンですべての操作を行う。シングルスポークのステアリングホイールもシンプルな印象だ。

独立4座のシートはパール&グラファイトのレザー仕上げ。シートの一部は葉をイメージしたグリーンで塗装されている。助手席前方のグローブボックスからは格納式の小型ノートパソコンがせり出す。

シャシーは『300C』と共通のクライスラーのFRプラットホーム、「LX」を使用。ボディサイズは全長4879×全幅1870×1455mm、ホイールベースは2948mm。300Cよりもひと回りコンパクトで、とくにホイールベースは300Cよりも100mm短い。

外観は低いルーフラインや300Cと共通イメージの高いベルトラインが特徴。大型グリルやボリューム感たっぷりのボディラインが力強い雰囲気を生んでいる。ヘッドランプやテールランプ、フォグランプにはLEDが使用された。

200C EVコンセプトが市販されるかどうかは未定だが、このボディデザインは、ほぼそのまま次期『セブリング』に流用される模様。マッスルなフォルムは米国人にかなり受けそうな予感がする。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る