身代わり出頭した女「逮捕されるとは思わなかった」

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今月15日に和歌山県和歌山市内で発生した乗用車と原付バイクの衝突事故について、和歌山県警は20日、事故直後にひき逃げ容疑で逮捕した女は、友人の身代わりとして出頭していたことを明らかにした。警察ではこの女を犯人隠避容疑で逮捕するとともに、実際にクルマを運転していた22歳の女をひき逃げなどの容疑で逮捕している。

和歌山県警・和歌山東署によると、問題の事故は15日の午後11時15分ごろ発生した。和歌山市太田付近の県道で、交差点を進行していた原付バイクと乗用車が出会い頭に衝突。バイクを運転していた24歳の女性が骨折などの重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約1時間後に22歳の女が現場に戻り、「自分が事故を起こしたかもしれない」と供述。目撃情報の車両とも一致し、衝突痕も確認できたことから女をひき逃げ容疑で逮捕。17日には「逃走の恐れなし」と判断し、一旦釈放していた。

ところが18日になり、この女と、友人の女が同署に出頭。友人の女が「実は自分が運転していた」と告白。当初逮捕された女も「自分の父親のクルマだったので、保険の問題から自分がやったことにした」と供述。当初出頭した女を犯人隠避容疑で逮捕するとともに、友人の女を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で改めて逮捕した。

調べに対して当初出頭した女は「軽い考えで身代わりを提案したが、逮捕されるとは思わなかった」と供述。友人の女も「良心の呵責に耐え切れなくなった」などと供述しているという。

《石田真一》

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