BASF、2月から従業員の労働時間を短縮

自動車 ビジネス 企業動向
BASF、2月から従業員の労働時間を短縮
BASF、2月から従業員の労働時間を短縮 全 1 枚 拡大写真

世界最大級の化学会社、独BASFは世界的な不況の影響で2月から従業員の労働短縮を行い、さらなる生産調整を進める。

対象は自動車業界向け製品を製造している拠点。具体的には、BASFコーティング社の独ミュンスターで約1500人、独シュヴァルツハイデで180人を対象に労働時間の短縮が実施される。

同社は昨年11月半ばから世界6か所の拠点で、生産プラントの設備稼働率を調整してきたが、それでも追いつかなくなり、今回の措置に踏み切った。現在の設備稼働率は平均75%未満で、正常に稼働しているのは農薬と食品業界向け製品を製造している設備だけだという。

従業員の労働時間短縮の他に、北米とアジアでは工場閉鎖にも踏み切る。この閉鎖によって約200人が解雇される。しかし、「状況は依然厳しく、予測は困難。今後数か月で、経済環境が改善する見込みはない」(ユルゲン・ハンブレヒト会長)とのことで、今後さらに労働時間短縮の対象が増える可能性もある。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. キアがついに日本初上陸へ!EVバンの導入に「未来感あっていい」「街の景色が変わるかも」など期待の声
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. デザインを4割が評価、読者の感情:スズキ『クロスビー』改良新型…価格上昇に戸惑いも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る