寒さに耐えかねてクルマを盗んだ元派遣社員

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21日未明、岐阜県垂井町内の町道で、路上駐車していた新聞配達員の軽乗用車が乗り逃げされる事件が起きた。警察では窃盗事件として捜査を開始。約1時間後に56歳の男を逮捕した。派遣社員だったが解雇され、ホームレス状態になっていたようだ。

岐阜県警・垂井署によると、事件が起きたのは21日の午前4時ごろ。垂井町付近にあるJR垂井駅北口の町道ロータリーで、新聞配達員の53歳女性が軽乗用車のエンジンを掛けたままの状態で離れたところ、近くに潜んでいた何者かがクルマに乗り込み、そのまま乗り逃げした。

女性は警察に「クルマが盗まれた」と通報。これを受けた同署員が周辺捜索を実施したところ、駅から約1km離れたところにあるコンビニエンスストア駐車場でクルマを発見。運転席で寝ていた男に職務質問したところ、クルマを盗んだことを認めたため、窃盗容疑で逮捕している。

逮捕されたのは住所不定の56歳の男。男は昨年末まで派遣社員として働いていたが、解雇されたことで住居も失った。以後はホームレス状態で生活をしていたとみられるが、寒さに耐えかね、暖を取る目的でクルマを盗んだという。

《石田真一》

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