日鉱金属、車載リチウムイオン電池用正極材の新工場を建設

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日鉱金属、車載リチウムイオン電池用正極材の新工場を建設
日鉱金属、車載リチウムイオン電池用正極材の新工場を建設 全 1 枚 拡大写真

日鉱金属は、磯原工場(茨城県北茨城市)に年間300tの能力を持つ車載リチウムイオン電池用正極材の製造設備を建設すると発表した。

製造設備は、6月に稼動する予定で、設備稼動後は電池メーカーによる量産ライン認定を経て、正極材の供給を開始する予定。

同社は、同工場内のパイロットプラントで正極材の開発を行い、複数の顧客にサンプルワークを進めてきた。今回、独自の湿式製造方法による一貫製造プロセスを確立できたことから本格的な商業生産へ移行する。
 
リチウムイオン電池は、既に携帯電話やパソコンなどの電子機器に広く利用されているが、今後はハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車などの車載用の電源として需要が急速に拡大することが見込まれている。車載用リチウムイオン電池には、電子機器用リチウムイオン電池に要求される特性に加え、寿命・安全性などの性能についてさらなる向上が求められており、同社の正極材はこうしたニーズに対応したとしている。
 
同社は今回の設備投資をリチウムイオン電池の需要拡大に対応した正極材の安定供給のための第一次投資と位置づけてい。新工場内には、正極材の生産能力増強のためのスペースも確保する。
 
今後も生産工程改善によるコスト競争力、各種品質要求への対応力の強化を継続して次世代のリチウムイオン電池の開発・供給体制を強化していく。

《レスポンス編集部》

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