ゼネラルモーターズ(GM)でグローバルデザインを担当するエドワード・T・ウェルバーン副社長が米国自動車殿堂の「Distinguished Service Citation」賞を受賞した。この賞は、米国の自動車殿堂から、自動車産業に大きな貢献を果たした人物に与えられる名高い賞。
ウェルバーン副社長は「顧客に愛され、そして賞を受賞するような乗用車やトラックをデザインし続けている素晴らしくクリエイティブなチームを引っ張っていくことを誇りに感じる」と述べている。
ウェルバーン副社長は、2003年10月1日からGM史上、6番目のデザインリーダーとして、GM北米のデザイン担当副社長を務めた後、2005年3月1日にGMのグローバルデザイン担当副社長に就任した。
グローバルデザイン担当副社長となってからは、GMの全ての乗用車およびトラックの内外装のデザイン開発を担当している。世界8か国、11か所で稼動しているデザインセンターで働く男女1400人以上のチームを統括する。
ウェルバーン副社長の指揮下で、GMはこれまでサターン『オーラ』とシボレー『シルバラード』が「カー・アンド・トラック・オブ・ザ・イヤー2007」を、シボレー『マリブ』が「カー・オブ・ザ・イヤー2008」を、キャデラック『CTS』が米モーター・トレンド誌の「カー・オブ・ザ・イヤー2008」を、『CTS-V』と「CTSクーペ・コンセプト」が「アイズ・オン・デザイン・アワード2008」を受賞している。
最近では、2009年1月11日、北米国際オートショーで披露した、キャデラック「コンバージ・コンセプト・カー」が「アイズ・オン・デザイン・アワード」を受賞したほか、米AutoWeek誌の「ベスト・コンセプト・アワード」、デトロイトニュース紙が選出する「リーダーズ・チョイス・フォー・ベスト・コンセプト2009」にも輝いた。