川崎重工、大容量ニッケル水素電池の定電圧フロート充電に成功

自動車 ビジネス 企業動向
川崎重工、大容量ニッケル水素電池の定電圧フロート充電に成功
川崎重工、大容量ニッケル水素電池の定電圧フロート充電に成功 全 1 枚 拡大写真

川崎重工は、自社開発の大容量ニッケル水素電池「ギガセル」による定電圧フロート充電に日本で初めて成功した。
 
定電圧フロート充電は、電池を常に満充電の状態に保持しておく充電方法で、停電発生時に瞬時に放電を開始することで、各設備やサーバーなど負荷装置の稼動を維持する。今回、電気通信用施設での実証試験でギガセルが停電時のバックアップ電源として使用できることを確認したとしている。
 
実証試験は、KDDIが協力してギガセルを同社の評価用基地局に約2か月間設置し、充放電特性の評価試験を行った。この結果、定電圧フロート充電、放電、圧力、温度評価の各試験で問題がないことを確認し、バックアップ電源として従来の鉛蓄電池に対して体積比で50%、重量比で30%低減を実現した。
 
これによりギガセルは、同種の電気通信用施設をはじめ、情報、金融、病院など、さまざまな分野でバックアップ電源としての機能を提供していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  3. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  4. 「存在感ハンパない」DSの新型フラッグシップ『N°8』が「唯一無二な印象」など話題に
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る