田中精密工業が発表した2008年4 - 12月期の連結決算は、営業損益が9000万円の赤字に転落した。
売上高は、ロッカーアーム新規立上げ機種における増加があったものの、自動車メーカーの減産の影響で既存ロッカーアームを始めとする主力製品が軒並み減少し、急激な円高に伴う為替換算の減収影響もあって304億3000万円、前年同期比15.0%減となった。
損益は、減収影響や新規立上げに伴う減価償却費などのイニシャルコストの増加、新たな会計基準(棚卸資産の評価に関する会計基準)の適用や法人税法改正に伴う耐用年数の変更で、経常損益は5200万円の赤字、四半期損益も4100万円の赤字となった。
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。