【ジュネーブモーターショー09】ポルシェ 911 GT3 …内容充実
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2006年に登場した現行911のGT3は、3.6リットル水平対向6気筒（415ps）を積んでいた。マイナーチェンジでは、エンジンを3.8リットルに変更。このユニットは「カレラS」、「カレラ4S」、「タルガ4S」の3.8リットルをベースに専用チューンを施したもので、バリオカムや排気バルブなどにもチューニングは及んでいる。
最大出力は3.6リットルの415psから20ps向上し、435psを獲得。この結果、0 - 100km/h加速は4.1秒、最高速度は312km/hと、旧GT3の4.3秒、310km/hを上回るパフォーマンスを発揮する。
ハンドリングの向上も図られており、PSM（ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム）は、よりフレキシブルな方向へチューニング。強化仕様のカーボンセラミックブレーキも採用された。
エクステリアは機能性重視の変更を受けた。大型リアスポイラーは、さらなるダウンフォース獲得を狙ってデザインを一新。フロントにはスイッチ操作で30mm上下できるリップスポイラーを装着した。フロントバンパーはエアインテーク形状を変更。ヘッドランプはバイキセノン、テールランプはLED化されている。
マイナーチェンジを受けた911GT3は、3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式公開。2010年モデルとして、今年後半から販売が開始される。欧州での価格は11万6947ユーロ（約1387万円）で、従来よりも約4400ユーロ（約50万円）上昇している。
《森脇稔》
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