北海道で道道を走行中のワゴン車が歩道の縁石に乗り上げた弾みで横転、後部座席にシートベルト未着用で同乗していた5歳の女児が死亡する事故が起きた。道路に飛び出してきた人を避けようと急ハンドルを切ったという。
北海道警・札幌北署によると、事故が起きたのは26日の午前5時15分ごろ。石狩市花畔付近の道道を走行していた30歳女性の運転するワゴン車が路外に逸脱。道路左側の縁石に乗り上げ、その弾みで横転していた。
クルマは中破。後部座席にシートベルト未着用で同乗していた5歳の女児が投げ出され、全身強打でまもなく死亡。運転していた女性と、他の子供4人が打撲などの軽傷を負った。クルマにチャイルドシートは設置されていなかった。
現場は片側2車線の直線区間。路面は凍結状態だった。警察では運転していた女性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いているが、調べに対して女性は「道路に飛び出してきた高齢の男性を避けようと急ハンドルを切った」などと話している。男性は道路左側をクルマと同方向に進行。いきなり飛び出してきたという。
