ホンダが発表した2008年4-12月期(第1-3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比39.7%減の4726億円と大幅減益となった。
四輪事業は国内売上げ台数が同2.1%減の41万5000台だった。海外売上げ台数はアジア、ブラジルなどで順調だったが、北米などが減少、同1.1%減の242万2000台だった。四輪車合計では同1.3%減の283万7000台と前年割れとなった。
二輪車事業は、アジアの持分法適用会社向け海外生産用部品の増加で同16.7%増の811万2000台と好調だった。汎用事業は北米や欧州の販売が低迷、同7.8%減の365万6000台にとどまった。
この結果、全体の売上高は四輪車、汎用機の減収の影響で同8.0%減の8兆2273億円となった。
収益では、為替差損、販売費・一般管理費の増加、原材料価格の高騰、減価償却費の増加などで営業減益となった。税引前四半期純利益は同37.1%減の4713億円、当期純利益が同43.8%減の3231億円だった。