追突事故を装って接近、ベンツを奪う

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1日未明、愛知県名古屋市中区内の県道で、25歳の男性が運転する外国製の高級乗用車が、追突事故を装って接近してきた男に奪われる事件が起きた。男性は催涙スプレーのようなものを顔面に浴びせられ、目などに軽傷を負った。

クルマはメルセデスベンツ製で、時価約1000万円。車内には現金約80万円の入ったバッグも置いてあったという。警察では追突事故を装って接近してクルマを盗む、いわゆる「ごっつん盗」の疑いがあるとして、強盗事件として捜査を開始している。

愛知県警・中署によると、事件が起きたのは1日の午前2時20分ごろ。名古屋市中区栄3丁目付近の県道で、急ブレーキを掛けた前走車を回避しようと、同様に急停止した25歳男性の運転する外国製高級乗用車に対し、後続のワゴン車が追突した。

最初に急停止した乗用車はそのまま走り去ったため、男性と後続のワゴン車に乗った男2人が追突被害状況の確認を行っていたところ、このうちち1人が男性の顔面に対して催涙スプレーのようなものを噴射した。男性が目の痛みを感じてその場に倒れたところ、別の男が男性のクルマを奪って逃走。スプレーを噴射した男もワゴン車に乗りこんで逃げた。

容疑者とみられているのは40歳代の男と、20歳代半ばとみられる男。警察では事故の発端となった前走車も一味が運転していた可能性が高いとみている。

《石田真一》

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