ポルシェAGは1月31日、シュトゥットガルト・ツッフェンハウゼンのポルシェAG本社で「ニューポルシェミュージアム」を開館、一般公開した。
ポルシェAGのDr.ヴィーデキング社長は開館式典で「ミュージアムを単に展示会場としてだけではなく、コミュニケーションの場として、ポルシェと人々とを結ぶ恒久的で不可欠な対話の手段として活用する」と述べた。
床面積5600平方メートルの展示エリアには、約80台のヒストリックカーが収められ、さらにポルシェの歴史を物語る200点以上の展示品を備える。広い会議室エリアは様々なイベントに利用してもらうことが可能で、眺めの良いルーフテラスを使うこともできる。高級レストラン「クリストフォーラス」も入居する。
さらに、ポルシェの歴史の全体像を理解してもらうため、ミュージアムの中央にはヒストリーアーカイブを設けた。ミュージアム内のガラス張りのワークショップでは、展示車両や顧客が所有するヒストリックカーまで、専門家の手によって完璧に整備される。
創業家の血をひくポルシェAGのヴォルフガング・ポルシェ監査役会会長は「私の祖父と父は、情熱にあふれた自動車産業の先駆者、技術者、企業家でした。2人が生涯をかけた仕事と、それを元に後継者達が作り出し発展させたすべての成果が、ここに記録されています」と述べた。