日本ガイシ、NYのバスにNAS電池システムを納入

エコカー 燃費

日本ガイシは、米ニューヨーク州電力公社を通じてニューヨーク市都市交通局のバスステーションに、NAS(ナトリウム硫黄)電池システム1MW(メガワット)を納入した。同社では今回の実績を足がかりに、NAS電池を北米に展開する。

交通局は天然ガスを燃料とするバス330台を所有し、年間3100万人が利用している。バスステーション(車庫)でのバスの燃料補充にはコンプレッサーを使用している。

コンプレッサーを稼動させる電力コストを抑制するため、従来は、燃料補充作業を電力料金が安価な夜間に集中して行なっていた。いっぽう、このために割高な夜間勤務の作業員を多数配置していた。また、夜間で補充しきれない燃料は、昼間の電力を使用して補充する必要があった。

電力公社は交通局のバスステーションの運営コスト削減のため、NAS電池システムの導入を決定、日本ガイシが納入した。NAS電池に安価な夜間電力を蓄電し、昼間に放電することで作業を日中に集中、電力料金の抑制とともに夜間の割高な人件費の削減にも成功した。

NAS電池の負荷平準機能を使いバスステーションの運営費用を大幅に削減した最初のケースとなったとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  3. 特装車メーカー「トノックス」、超小型モビリティ「クロスケ」など展示へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  5. 「トヨタがロールスロイスと勝負するのか?」2ドアクーペの新型センチュリー発表に、SNSは興奮の渦
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る