メルセデスベンツ、AMG の世界販売は19%増…08年実績

自動車 ビジネス 企業動向
メルセデスベンツ、AMG の世界販売は19%増…08年実績
メルセデスベンツ、AMG の世界販売は19%増…08年実績 全 9 枚 拡大写真

ダイムラーは4日、2008年年間のメルセデスベンツ「AMG」ブランドの世界販売台数を公表した。それによると、総販売台数は2万4200台で、前年比19%増と好調だった。

市場別で見ると、AMG車が最も売れたのは米国で、全体の38%を占める。2番目はメルセデスの地元ドイツで13%のシェア。日本が8%でこれに続き、ベスト3に食い込んだ。

とくに2位のドイツは前年比34%増の伸び。しかし、新興国の販売増はさらに急激で、中国では前年比260%増、ブラジルでは565%増と驚異的な伸び率を示している。

販売の主力は『C63AMG』で8100台。『SL63AMG』も3050台と売れている。AMG車の頂点に立つ「SL65AMGブラックシリーズ」は限定350台が完売した。また、AMG車の総販売台数2万4200台には含まれないが、「AMGスポーツパッケージ」も前年比73%増と好評を博した。

ダイムラーはAMGの販売やメンテナンスを行う拠点として、「AMGパフォーマンスセンター」を拡大展開。2010年末までに世界15か国、合計175か所にオープンさせる計画だ。さらに、車両開発に関して、ダイムラーは「2010年以降のAMG車は、全エンジンの直噴化とアイドリングストップ機能の採用を行う」と宣言。2012年までに燃費を現行比で約30%向上させる方針を明らかにしている。

それにしても、BMWのMカーが前年比50%増、AMGが19%増とドイツ製ハイパフォーマンス車は世界中で人気。地球規模の不況の影響をまったく受けていないのが、凄いところだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る