三菱樹脂、菱化マックスを吸収合併…アルミニウム関連事業を強化

自動車 ビジネス 企業動向

三菱樹脂は、アルミニウム関連製品事業の競争力強化を図るため、4月1日付で、100%子会社の菱化マックスを吸収合併すると発表した。

併せて、同日付で三菱化学の全額出資子会社越菱の全株式を買収する。
 
菱化マックス社は、1974年に上越アルミニウムとして設立、アルミニウム押出製品の製造・販売を行ってきた。その後、1997年に菱化マックスに社名を変更、三菱化学社直江津事業所で製造するアルミニウム合金鋳塊と高純度アルミニウム地金部門を統合し、アルミ鋳造から加工製品までを一貫して製造・販売するメーカーとなった。
 
一方、アルミ鋳造品の原料であるアルミニウムは、ここ数年価格が急騰していたが、世界的金融危機を機に大幅に下落するなど変動が大きく、競争力強化のために原料調達先の多様化が求められている。また、アルミニウムを大量に消費する自動車業界の減産・在庫調整や、装置産業の需要停滞などにより、事業環境は厳しさを増している。
 
こうした事業を取り巻く環境への対応として、今回、菱化マックス社を統合し、三菱樹脂の産業資材関係事業全体の中に有機的に組み込み、併せてアルミニウム関連資材の商社である越菱を子会社化して、販売ネットワークを活用することで、アルミ鋳造品及び関連事業の競争力強化を図る。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 昭和の子どもたちが憧れた「スーパーカー自転車」が50年ぶりに復活へ
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
  5. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る