三菱樹脂、菱化マックスを吸収合併…アルミニウム関連事業を強化

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三菱樹脂は、アルミニウム関連製品事業の競争力強化を図るため、4月1日付で、100%子会社の菱化マックスを吸収合併すると発表した。

併せて、同日付で三菱化学の全額出資子会社越菱の全株式を買収する。
 
菱化マックス社は、1974年に上越アルミニウムとして設立、アルミニウム押出製品の製造・販売を行ってきた。その後、1997年に菱化マックスに社名を変更、三菱化学社直江津事業所で製造するアルミニウム合金鋳塊と高純度アルミニウム地金部門を統合し、アルミ鋳造から加工製品までを一貫して製造・販売するメーカーとなった。
 
一方、アルミ鋳造品の原料であるアルミニウムは、ここ数年価格が急騰していたが、世界的金融危機を機に大幅に下落するなど変動が大きく、競争力強化のために原料調達先の多様化が求められている。また、アルミニウムを大量に消費する自動車業界の減産・在庫調整や、装置産業の需要停滞などにより、事業環境は厳しさを増している。
 
こうした事業を取り巻く環境への対応として、今回、菱化マックス社を統合し、三菱樹脂の産業資材関係事業全体の中に有機的に組み込み、併せてアルミニウム関連資材の商社である越菱を子会社化して、販売ネットワークを活用することで、アルミ鋳造品及び関連事業の競争力強化を図る。

《レスポンス編集部》

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