2日午後、滋賀県長浜市内の国道365号で、路上駐車のクルマを避けようと対向車線側に進入してきた乗用車と、順走してきた別の乗用車が正面衝突した。双方のクルマは中破。順走側のクルマに乗っていた2人が死傷している。
滋賀県警・長浜署によると、事故が起きたのは2日の午後1時50分ごろ。長浜市三田町付近の国道356号を走行中の乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた別の乗用車と正面衝突した。
双方のクルマは中破。順走側のクルマの助手席に同乗していた84歳の女性は全身を強打。近くの病院に収容されたが、まもなく死亡した。また、運転していた52歳の男性も足を骨折するなどの重傷を負っている。警察では逸脱側のクルマを運転していた45歳の男性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いている。
現場は片側1車線。逸脱側のクルマを運転していた男性は「路上駐車しているクルマを避けようとしていた」などと話しているようだ。警察では速度を落とさないまま、対向車線側に漫然と進出したものと推測。さらに調べを進めている。