いすゞ自動車は、北米全体の事業構造見直しの一環として、北米事業を統括する持株会社いすゞノースアメリカ・コーポレーション（INAC）傘下のいすゞモーターズ・アメリカ社（ISZA）が、同じく傘下のいすゞモーターズ・アメリカ（ISZAインク）を吸収合併したと発表した。
同社グループでは、北米市場では商用車、エンジン・コンポーネント事業に特化していく方針。このため、現地オペレーションの効率化を目指し、事業体制の再構築を進めている。
この一環として、北米でのSUV、産業用エンジンを販売するISZAインクのいすゞ所有の全株式を現物出資する形で、INAC社を設立。今後、北米地区の子会社はINACが統括管理する。
INAC社は、SUV新車販売終了に目途が立ったのを機にISZAインクの組織の簡素化を図るため、有限責任事業会社の形態でISZA社を設立、ここにISZAインクを吸収合併した。これに伴ってISZAインクは消滅した。
