武蔵精密の構造改革…工場閉鎖、人員削減など

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武蔵精密工業は6日、市場の低迷が当面継続、売上の拡大が見込めない環境下でも収益を確保できるスリムで筋肉質な企業体質を構築するため、事業態勢・コスト構造の改革を推進すると発表した。

具体的な取り組みとしてグループの事業態勢を抜本的に見直し、部品事業の集約、生産拠点の再編・統廃合や人員の最適化を推進する。
 
日本国内の2輪部品事業は、能登工場(石川県羽咋郡志賀町)から九州武蔵精密(熊本県球磨郡錦町)に移転・集約する。これに伴って能登工場を閉鎖する。欧州の4輪部品事業は、ムサシオートパーツUK(英国)からムサシハンガリーマニュファクチャリングに移転・集約、ムサシオートパーツUKを閉鎖する。
 
北米では、ムサシサウスカロライナの4輪事業をムサシオートパーツミシガン、ムサシオートパーツカナダに集約、ATV事業は日本およびタイに移転する。
 
また、同社グループ全員参画による徹底的なコスト低減を図る。従来の原価低減活動に加え、総費用削減プロジェクトを立ち上げ、全員参加で全てのコストを見直して、コスト構造を改革する。グループの設備投資計画も一つひとつの案件を慎重に検証して優先順位を明確化、原則として能力増強投資は当面凍結し、また、その他の案件についても投資時期を見極める。
 
さらに、急激で大幅な仕事量の減少や生産拠点の再編に対応して、グループ内の他部門への再配置、同社正社員・期間社員の希望退職の募集など、人員適正化の施策を実施する。

《レスポンス編集部》

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