東洋ゴム工業が発表した2008年4 - 12月期の連結決算は、経常損益が15億3800万円の赤字となった。前年同期は112億6600万円の黒字だった。
市販用タイヤの販売は低調だったものの、自動車メーカーが減産を本格化している中で高付加価値タイヤの販売が伸びたことから売上高は同1.0%減の2693億5700万円と小幅マイナスだった。
損益では、原材料価格の高騰や急激な円高などの影響で同95.3%減の6億1100万円となった。
当期損益では、退職給付費用などの特別損失、繰延税金資産の取り崩しによる税金費用の計上もあって99億9000万円の赤字だった。